ちょうどG910rを使用し始めてから、1年が経ったので、それを踏まえての不満な点や、いいと思った点を書いていきます。

印象としては、
「やっぱり凄いよなぁ」
という印象です。
高くてもコスパは高いという謎の高品質製品です。
ここにたどり着いた方はすでに膨大な時間、調査をしていると思うのですが、まずはサラッとG910rについておさらいしていきましょう。
❏G910r ORION SPECTRUM
Logitec-G910r

特徴
・ロジクールオリジナル企画のROMER-Gメカニカルスイッチを採用。
・スマホと連携できるARXコントロール
・カスタマイズ可能な9個のGキー
・RGBイルミネーション
・メディアコントロールスイッチ搭載
・アンチゴースティング
・パームレスト
(・Facet Keycap)
これらが、一般的なキーボードとの差異になります。
もっと特徴が知りたい方は
http://www.deltas-m.com/2017/07/g910r.html
私が1年前に書いた記事があるので、そちらをご覧ください。
まずはこれら1つ1つの特徴の感想を書いていきます。
❏ROMER-G

Romer-Gはロジクール独自の企画で、他社製のように青軸、赤軸、などではないのです。
押し心地は間違いなく最高レベルです。
※個人の意見
青軸や、茶軸、メンブレンなども、もちろん悪くない・・・
ですがこれには勝てないです。ってくらい、いいですね。
よく、押し心地はメンブレン似だ!とか言われてましたが、今メンブレンを使うと何だかすっごいダルいです。
メンブレン似じゃありません。比にならないです。
メンブレンはキーからの反発の波が著しく変化し、反発力が最高になったところで「グニャ」とキーが下がって入力されます。
対してROMER-Gは最初からほぼ反発力が最高で、トリガープルが非常に少なく、かつ軽い軸のように「スコッ」とキーが下がって入力されます。
ただメンブレンと似ている点はもちろん多いですが、メンブレンの嫌なとこをすべてくり抜いて、軸のいいところを入れた感じです。
まとめると
・押し心地は序盤は上位メンブレン、反発力が最高になった後は軸のようなキレのある
・音は軸系のキーような心地の良い音
と、メンブレンや軸のいいとこ取りをしている感じです。
ですが、軸の音と言っても青軸ほどの音ではないので、そこは注意したいところです。
以下、実際に打ち込んでいるところを録音したものになります。
❏Romer-G
❏青軸
実際はどちらも、チャカチャカ音はそこまでなく、もう少し落ち着いた音に聞こえます。
また、撮影マイクは同じです。
❏ARXコントロール

最高にゴミ。いらない。クソ機能。
これ使うくらいならモニター増設したほうがマシです。
金銭面とかもあると思いますが、正直「金銭ガー」とか言っている人にはロマンにしかなりえません。
まず、出来ることですが、
・CPU及びメモリ使用率の確認
・キーボード設定変更
・メディアコントロール
これだけです。
まず、キーボード設定の変更するくらいならマウス使ったほうが早いですし、使用率の確認なんてわざわざスマホ開いてやるほどの事じゃありません。
マルチモニターにコントロールパネルを表示している方がよっぽど情報量が多いです。
メディアコントロールもそもそもこのキーボードについてます。
アプリに自動点灯オフ機能が備わっていないため、このためだけに、本体の設定で自動点灯オフに自分でしないといけないので、わざわざ普段と切り替えるのがクソみたいに面倒。
この機能の唯一の利点は
・かっこいい
・写真ばえしそう
おわりです。
驚くほどデメリットしかない。
ただし、スマホスタンドは意外と便利で、スマホゲームをPC上でエミュレータでプレイするよりもマルチタスクがしやすい。
なのでスマホスタンドはかなり便利!ってトコだけは忘れないでください。
スマホをマルチモニター代わりにするとかなら、より有用性も上がると思います。
でも使わなければ、すべて解決です。
❏Gキー

アイデア次第では最高レベルの活躍をします。
私の場合は、上の4つのGキー(G6~G9)にGeforce Experienceの録画機能を登録しています。
また、左のGキー(G1~G5)にはメールアドレスを1瞬で入力できるキーを登録しています。
これがね。もうないと生きていけないんだわ。
「生きていけない」は言い過ぎかもしれませんが、非常に非常に便利でして・・・(特に録画機能)
私はこのような使い方をしていますが、工夫次第でもっともっと良い使い道があるかもしれません。
普段使いでもアイデアを凝らせば使いみちは無限にあると思います。
ゲームなどでマクロが禁止されていない場合も有効ですね!
また、プリセット自体はいくらでも決められるのですが、4つまでなら、
左上のMキー(M1~M4)でプリセットを呼び出せます。
よって理論上9x4=36個のショートカットキーが使えます。
自分はM1しか使わないですが。
これは現行の他のどのロジクールキーボードにもありません。
G910とG910rのみの機能です。
上位者にのみ許された神の力です。
❏RGBイルミネーション
言わずもがなですが、ロマンです。
ですが、ARXよりも圧倒的に一つの機能としては優秀です。
いろいろ聞くより、見るほうが圧倒的に良いので、こちらの動画をご覧ください。
やっぱかっこよくない?
特にARXのように煩わしさが伴わないロマンなのでこれはかなりいいと思います。
気分が上がりますね
消していても全然打ち込みには問題ありませんが、やっぱあるとないとでは楽しさが違います。
色替えで違うキーボードを持ったような感覚にもなれます。(コレが一番の利点)
良い機能だと思います。
また、1つ1つのキーに対しての設定が可能なので自分の使いたいキーだけ光らせることが可能ですし、のプログラムを組めば自分独自の光らせ方が細かくできます。
性 能 の 無 駄 遣 い pic.twitter.com/7bXu8SghJe— luckyな事が起きない人 (@luck_M7) 2018年9月9日
個人的にコレが一番面白いですが・・・
普段は虹色の光が流れる奴にしてます。
音声に対応したものは「Logicool G HUB」というベータ版のドライバを導入することで使用可能になります。
❏メディアコントロール

コレは上の動画内でも使ってますが、音楽を聞きながら作業する場合は非常に役に立ちます。
わざわざウインドウを出してマウスカーソルを小さな再生停止ボタンに重ねるという手間が消えるのはなかなか良かったです。
良い機能だと思います。
また、この隣に、ゲーミングモードボタン(一時的に設定したキー無効化)があります。私は使わないので清掃用キーとして押すと全部オフにするように設定しています。
❏アンチゴースティング

キーを同時に押しても、しっかりと反応できるよ!という機能です。
つまり一気に全キー押してもすべて反応します。
普通のキーボードは大体4キーまでだったりします。
コレの良い点は、アンチゴースティングという機能の名目よりも、実際に出る結果が良いところです。
慣れてくるとこのキーボードは恐ろしいくらいの速さで打ち込めます。
(私は最高速度18文字/sです。)
その速度にしっかりとついてきてくれる、ということです。
これが一番ここで重要な部分だと思います。
❏パームレスト

パームレストとはキーの下にある肘掛けのような部分です。
正直、あるよりもないほうが疲れないよねっていうだけです。
G910rはデザインよりも実用性を重視したパームレストを搭載しています。

対してG910は

大型のパームレストを搭載しています。
また、G910にはパームレストが2枚付属しており、小型のパームレストもあります。
G910とG910rのパームレストには互換性があるので、手に入ったらパームレストを付け替えても面白いかもしれません。
❏Facet Keycap
コレは G910に採用され、後期のG910rで廃止された、独特のキーの形状になります。
❏G910(Facet Keycap)

❏G910r(No Facet Keycap)

正直、Facet Keycapは、見た目だけで、性能上は邪魔、という概念が大きいです。
いわゆるロマンですね。
ロマンを求めない方はG910rを選びましょう。
また、このキーボード特有ですが、キーボードの黒色は塗装なので、長く使うと剥げます。
Facet Keycapは特に剥げるので、そういうのが気になる方は避けましょう。
❏G910とG910rどっち買ったほうがいい?
特にこだわりがなければG910rですが、正直どちらでも構いません。
G910rはG910の後期改良版ですので、純粋に良くなっていると考えられますし、機能面で個人的には使いやすさが増している気がします。
でもG910のかっこよさはなかなかのものなので、かっこよさで選ぶならG910でしょうか?
正直どちらでも構いません。というのがやはり結論になります。
主な差といえば
・パームレスト
・Facet Keycap
だけですので・・・
❏払拭できないデメリット
まず、クリアパーツに塗装とという工程を踏んでいるので、かなり塗装強度がいくら高くても、剥げます。
1年くらい使うと、「A」、「S」、「D」の3つキーがほんの少し少し剥げてきました。
でも1年使っててコレなので塗装強度は相当のものですね。
正直、気にならないし、じっくり見ても剥げてるの?あ~ここかみたいな程度でしか剥げてないので気にしなくてもいいかと思います。
次に、すこしでかい。
コレは仕方ないですが、横が意外と出っ張ってます。
なので机が狭い方は、マウスのスペースを圧迫するかも・・・
そんな方はG410がおすすめです。
国内未発売の品なので、知らない人が多いと思います。
テンキーレスのG910です。
G310と違い、ちゃんと一つ一つのキーの色が変更できますので、カスタマイズ性があり楽しいと思います。
❏総合評価

PCをよく使い、こういうギラギラしたものに抵抗がなければ買ったほうがいいです。
このキーボードに変えてからタイピング速度がかなり上がってきましたし、何よりカスタマイズがアイデア次第でめっちゃ変わる。
誰が使っても優秀なキーボードですが、使える人が使ったら化物です。
万能で使い手次第で最強性能を持つキーボードだと思います。
書いてはいないが、Logicoolの2年間の最高峰のサポートも忘れてはいけない。
❏Logicool系キーボード
今回紹介した、G910rは、現行のロジクール系のキーボードでは最上級のキーボードになります。
価格が高いので、廃価モデルが存在します。
それをさらっと紹介しておきます。(アフィカス)
こういうのって大体価格言わないけど、ちゃんと実売価格言うから許してくださいな。
というかG910が一番いいからそれ以外あんまおすすめできないです。
とりあえずしっかり読んでみてください。
❏G213 RGB
実売約5000円後半
カラーカスタマイズに対応したなかで、一番お手頃価格のキーボードです。
残念ながらメンブレンなので、打ち心地はそれほどですが、メディアコントロール機能がついています。
また、このキーボードの独特の特徴として耐水性があるようです。
コレが一番でかいですね。
❏G213特徴まとめ
・メンブレン
・RGBバックライト
・メディアコントロール機能搭載
・耐水性
・テンキー
❏G310
実売約10000円前後
Romer-G搭載の最廉価版モデルです。
Facet Keycapを搭載しています。
残念ながらバックライトは1色ですが、明度の変更はできます。
また、ARXステーションがあり、スマホを立てることができます。
❏G310特徴まとめ
・Romer-G
・Facet Keycap
・バックライト
・スマホスタンド
・テンキーレス
・パームレスト
❏G410
実売約15000円前後
国内未発売のG310の上位機種にあたり、にRGBバックライトを搭載したキーボードです。
こちらはFacet Keycapではありません。また、スマホスタンドもありません。
❏G410特徴まとめ
・Romer-G
・RGBバックライト
・テンキーレス
・パームレスト
❏Logicool PRO
実売約11000円前後
持ち運びも考慮したテンキーレスかつ、着脱式ケーブルシステムを搭載したRomer-G搭載キーボードになります。
持ち運びを考えているのでメディアコントローラー、パームレストはついていません。
持ち運びに関係ない機能は除かれていないので、ちゃんとRGBバックライトは機能します。
❏Logicool PRO特徴まとめ
・Romer-G
・RGBバックライト
・テンキーレス
・着脱式ケーブルシステム
❏G810
実売約15000円後半
Logicool Proのデスクトップモデルになります。
テンキーとメディアコントロール機能が追加され、脱着式ケーブルシステムは撤廃されています。
❏G810特徴まとめ
・Romer-G
・RGBバックライト
・テンキー
・メディアコントローラー
❏G610&G512
実売約11000円後半
これらは「Romer-Gリニア」、「Romer-Gタクタイル」、「茶軸」、「青軸」の選択が出来る幅広いモデルです。
軸にこだわる人にはおすすめです。
❏G610&G512特徴まとめ
・Romer-Gリニア、Romer-Gタクタイル、茶軸、青軸
・RGBバックライト(G512)
・テンキー
・メディアコントローラー(G610)
❏G910&G910r
実売約16000円前後
もう説明は不要だろう。
フル機能の最強キーボードだ。
こうやって見ると、このキーボードがいかにすごいかわかっていただけると思う。
逆に今までのキーボードにGキーがなかったことに驚き。
❏G910&G910r特徴まとめ
・Romer-G
・高精細RGBバックライト
・テンキー
・メディアコントローラー
・大型パームレスト(G910)
・フルパームレスト(G910r)
・Gキー
・ARXステーション
・Facet Keycap(G910)
・最上級のサポ―ト
❏最後に

サポートもあるのでLogicoolキーボードを買うならG910 or G910rをおすすめします。
上のロジクール系キーボードを見てもらえば分かる通り、フル機能の本当に良いキーボードですので、満足度が超高いです。
ロジクールから金もらってるとかそういうのはなく(もらえるわけない)、まじで良いキーボードです。
壊れたらリピートするかな・・
この記事がキーボード選びの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうざいました。
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