
RPCS3公式では、以下のような要求スペックを出しています。
◇公式最低システム要件
(最低限、これだけのスペックがあればRPCS3を動作させることができます。)
CPU:x64bit対応のプロセッサ
GPU:OpenGL4.3以上に対応したGPU
RAM:2GB以上
OS:Windows 7/8/10 64bit版、Linux 64ビット版、BSD 64ビット版
◇公式推奨システム要件
(これだけのスペックがあればRPCS3でおおよそのソフトを正常に動作させることができます。)
CPU:Intel Quad-core以上、TSX-NI(Haswell)以上 AMD Hexa-core以上(Ryzen)
GPU:Vulkun対応のNVIDIA製/AMD製のグラフィックボード
RAM:8GB以上
OS:Windows 7/8/10 64bit版、Linux 64ビット版、BSD 64ビット版
GPU:Vulkun対応のNVIDIA製/AMD製のグラフィックボード
RAM:8GB以上
OS:Windows 7/8/10 64bit版、Linux 64ビット版、BSD 64ビット版
ですが、これらのシステム要件は、非常に曖昧です。
なぜなら、動作させるソフトによって、この動作条件はかなり変化するからです。
なので個人的に考えたより細かい動作条件を貼っておきます。
また、OSはどれも
Windows 7/8/10 64bit版、Linux 64ビット版、BSD 64ビット版
になります。
ですが、一個人が考えただけなので、あくまで参考程度に見ていただけると幸いです。
例も個人的ですしね。
❏システム要件 Lv1
(2Dゲームを低解像度で動作させることができます。)
CPU:Pentium G4560 以上
GPU:Intel HD Graphics 4600 以上
RAM:4GB以上
Lv1例:Terraria(2Dドットゲーム)、Steins;gate(ノベルゲーム) など
❏システム要件 Lv2
(簡易的な3D要素のあるゲームをある程度動作させることができます。)
CPU: Core i3 7600 以上
GPU:Geforce GTX 950 以上
RAM:6GB以上
Lv2例:初音ミク -Project DIVA- F、(3Dリズムゲーム) Minecraft(ドット3Dゲーム)など
❏システム要件 Lv3
(同時に動作する数の少ない3Dゲームをある程度動作させることができます。)
CPU:Core i5-8500 以上
GPU:Geforce GTX 1050Ti 以上
RAM:6GB以上
Lv3例:頭文字D EXTREME STAGE、(1on1レースゲーム) モンスターハンター 3rd(3DMMORPG?)など
❏システム要件 Lv4
(基本的な3Dゲームを動作させることができます。)
CPU:Core i7-8700K 以上
GPU:Geforce GTX 1060 以上
RAM:8GB以上
Lv4例:機動戦士ガンダム エクストリームバーサス 、(4人同時対戦3Dゲーム) Call of Duty:Black Ops(FPSゲーム)、など
❏システム要件 Lv5
(超高度な3Dゲームを動作させることができる可能性があります。)
CPU:Core i9-9900K 以上
GPU:Geforce GTX 1080 以上
RAM:16GB以上
Lv5例:GRAN TURISMO 6(同時大人数レースゲーム)
(Lv5ほどになってしまうと、まだRPCS3自体が対応しきれていないというソフトもかなり多いです。)
という感じになります。
これ以上はXeonなどのCPUになる上、RPCS3自体が対応していない場合が多いです。
またRPCS3は他のハードのエミュレータよりも、グラフィック面にも力を入れないと動きにくいエミュレータとなっています。(CPUの方が重要なのは変わりないですが)
オンボード(グラフィックボードを接続していない状態)では、正直、ソフトを快適に動作させることは難しいでしょう。
しかし、グラフィックボードはそこまで高スペックなのは必要ありません。
この動画で使用しているのは、(2018/12/05時点)1万円台の「GTX1050」というグラフィックボードになります。
例として、GigabyteのGTX1050のAmazonのリンクを貼ってみましたので、確認してみてください。
なのであまり身構えず、一度買ってしまうのもありかと思います。
ノートパソコンの方も、ここ最近になって遂に少しだけ注目されるようになった、外付けグラフィックボード、いわゆる「eGPU」というものがありますので、そちらに目を向けてみるのもありだと思います。
GTX1050は、電源のことを気にする必要性が薄く、サイズも小さいので、大抵のPCにポン付けできますし、少し前に流行っていた「PUBG」なんかも動作します。
安くPCでゲームがしたい!!という方にはおすすめできるグラフィックボードだと思います。
もっと安いのが欲しい方はこちらでもいいかもしれません。
こちらはコスパに優れたRedeonシリーズのRX560というグラフィックボードになります。
性能はGTX950というものに匹敵します。
スペックというのはあくまで、大は小を兼ねるというものですので、小でそれができれば大は必要ありません。
無闇矢鱈に高スペックを買っても使わない文だけ宝の持ち腐れ、つまり損をしたことになってしまうのです。
大抵の人が最初はできるだけ高スペックなものを買おうとしますが、やっぱいらないやという方が多くいるのも事実です。
私も最初は高スペック主義(?)でしたが、必要ないなら必要ないと割り切る勇気も必要です。私も最初は高スペック主義(?)でしたが、必要ないなら必要ないと割り切る勇気も必要です。必要になったら後でまた買えばいいんですしね。
特にPC系は進化しますから当時ハイスペックだったとしても3年程度ですぐにミドルスペック、6年でロースペックの年代物になってしまいます。
グラボ選びの参考になれば幸いです。
❏偽グラボ
また、最近はGTX650Tiを始めとする古いグラフィックボードのBIOSデータを書き換えて、GTX1050Ti等の表記を行い販売されている偽造商品がAmazon等で出回っています。
商品説明の日本語と値段が明らかにおかしいので、だいたい分かると思いますが・・・
一応、注意しておいてください。
面白半分でリンクを貼っておきます。購入はしないようにしましょう。
何かのネタやAmazonの保証で無料ゲットなども気持ちも分かってしまいますが、やめましょう。
・volflashy グラフィックボード グラフィックスカード GTX1050 1GB DDR5 128Bit PCI-Express 2.0 VGA HDMI DVI ゲーム ビデオ NVIDIA GeForce 用
・4つのGTX1050チップデスクトップゲームビデオグラフィックスカード2G DDR5交換用 PCI-E 16X 2.0用
ちなみに、自分のグラボが正規品か確かめるには「CPU-Z」等のソフトを使うと良いです。
自分でCUDAコア数を見てみるのもいいですが、そこも偽造されてたら人力では無理ですからね・・・
CPU Benchmark
https://www.cpubenchmark.net/high_end_cpus.html
CPUの性能比較はここでするのが容易だと思うので貼っておきます。
❏CPUとGPU、どちらに力を入ればいいの?
エミュレータを動かすなら絶対CPUです。
ですが上記の通り、特別このエミュレータだけはGPUを少し使用します。
これ見れば、CPUの大切さが一瞬でわかると思います。
GPUの使用率が30%なのに対して、CPUは常に100%程です。
なので上ではGTX1050TiがあればRPCS3を動かすには十二分だろうと思い、紹介しています。
一方CPUは性能の頭打ちが今は殆ど無いような状況ですので、性能が良ければそれだけ快適というだけですので、そちらはお財布との相談ということで詳しくは書いていません。
あくまで、エミュレータの使い方の記事ですので。これでもかなり肥大化してしまっています。
ただし、
PCゲームを動かすなら絶対GPUです。
CPUも無論、最近のゲームは使うものは増えてきていますが、断然GPU使用率のほうが高いです。
ここら辺も一応理解しておくといいかもしれません。
シリーズ:第9世代 インテル Core i5
対応ソケット:LGA1151 ※intel 300シリーズチップセット搭載マザーボードでのみ動作可能です。
コア数/スレッド数:6/6 動作クロック:3.7GHz 最大クロック(ターボブースト時):4.6GHz
キャッシュ: 9MB TDP:95W
対応メモリー:DDR4-2666/DDR4-2400/DDR4-2133 対応メモリーサイズ:最大64GB メモリーチャンネル:2「デュアルチャンネル」
ECCメモリ対応:ECC非対応 内蔵グラフィックス:Intel UHD Graphics 630
グラフィックスクロック(ベース)/(最大):350MHz/1.15GHz グラフィックス対応API:DirectX 12/OpenGL 4.5/Vulkan
対応ソケット:LGA1151 ※intel 300シリーズチップセット搭載マザーボードでのみ動作可能です。
コア数/スレッド数:6/6 動作クロック:3.7GHz 最大クロック(ターボブースト時):4.6GHz
キャッシュ: 9MB TDP:95W
対応メモリー:DDR4-2666/DDR4-2400/DDR4-2133 対応メモリーサイズ:最大64GB メモリーチャンネル:2「デュアルチャンネル」
ECCメモリ対応:ECC非対応 内蔵グラフィックス:Intel UHD Graphics 630
グラフィックスクロック(ベース)/(最大):350MHz/1.15GHz グラフィックス対応API:DirectX 12/OpenGL 4.5/Vulkan
第9世代のCore i7は正直オススメできません。コスパが最悪です。
Core i9はコスパに特に優れてます。が、高いです。
Ryzenはマルチコアで性能が高く、1つ1つのコアの性能はイマイチですが、RPCS3はしっかりマルチコアを使うのでおすすめです。Adobe製品はマルチコアに最適化されていないので、Adobe製品も使うならIntel一択です。
スペックに関する質問や、コメント、報告があれば、このページのコメントに書いていただいても構いません。
i7-8500というCPUは存在しないですよ
返信削除先の人が書かれてるようにi7-8500は存在しませんね。i7-8700の間違いでしょうか。
返信削除それとLv5のCPUがCore i9-8950HK以上となっていますが、同等性能のi7-8700Kまたはi7-9700K以上と書かれた方がわかりやすいのではと思いました
i7-8500→i7-8700K
削除i9-8950→i9-9900K
ですね。
特にi9の方はかなり勘違いをしていたようです。
ご指摘ありがとうございました。
たまに拝見させていただいてます。
返信削除ノートパソコンでシステム要件 Lv4程度にするにはどれくらいのスペックでしょうか?
普通にそのスペックに準ずる性能があればいいです。
削除ノートのほうが冷却性能が低い等はありますが、基本的にそれ以外に変わりはありません。